糖尿病に対する運動療法の効果を最大化するための工夫(運動の継続)について解説

糖尿病のみならず運動の継続は日々の健康にとってとても大切です。

この記事では糖尿病の人の運動継続期間の2つの目標についてお話しします。

 

糖尿病の運動目標とは?2つの重要なステップで健康をサポート

まず一つの目標として、まずは2ヵ月間はしっかりと運動をしましょう

これにはHbA1cの値が関係しています。健康診断の血液データなどで知っている方も多いかと思いますが、HbA1cは糖がヘモグロビンと結びついた値で、6.5%以上を『糖尿病型』と呼びます。

ヘモグロビンは約120日しか寿命がなく、今も体内で生成と分解が行われています。2~3ヶ月後には「今あるヘモグロビン」が減っているため、糖尿病患者にとって2ヵ月後は成果をみる一つの基準となっています。

 

もう一つの目標は、できるだけ運動を継続させていくことです。

厳しいかもしれませんが、糖尿病は一度その病にかかると完治は困難とされています。

 

糖尿病の『寛解』を目指して

ですが『寛解』という言葉が米国糖尿病学会(ADA)のレポートで発表され、薬物療法を行っていない状態で3ヵ月以上、HbA1cの値が6.5%未満の場合を『寛解』と言う言葉が使われるべき¹⁾と報告されました。

寛解後は少なくとも年に1度検査を必要とすること¹⁾が示されていますが、それでも非常に明るいニュースなのは間違いありません。

運動を継続し続けることは大変かもしれません。

 

スマリハPROと一緒に運動を続ける

ですが私たちスマリハPROのセラピストと一緒にこの問題に取り掛かりましょう。

糖尿病は一人で取り組むにはハードルが高いですが、誰かと一緒なら乗り越えられます。

私たちスマリハPRO一同、全力で皆さんをサポートいたします。

 

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参考文献

1)Matthew C Riddle and others, Consensus Report: Definition and Interpretation of Remission in Type 2 Diabetes, The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, Volume 107, Issue 1, January 2022, Pages 1–9,https://doi.org/10.1210/clinem/dgab585
要約:2型糖尿病における寛解の定義と解釈。3ヵ月以上薬物療法なしで、HbA1cの値が6.5%未満を最も適切な記述用語として「寛解」を提案。
リンク:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34459898/