レッグエクステンション(ゴムチューブあり)について解説

レッグエクステンション(ゴムチューブあり)について解説

レッグエクステンションという運動をご存じでしょうか。

ずばり椅子に座って、足(膝)を伸ばす運動です。

このレッグエクステンションですが、大腿四頭筋の運動に特化したトレーニングと言っても過言ではありません。

今回は糖尿病と大腿四頭筋の関係を説明します。

 

糖尿病と大腿四頭筋の関係

糖尿病を代表する3つの合併症(慢性)に糖尿病網膜症糖尿病性腎症糖尿病性神経障害があります。

その中でもレッグエクステンションは糖尿病性神経障害と深く関係しています。

2型糖尿病患者は大腿直筋(大腿四頭筋の一つ)の質量低下と糖尿病性神経障害は有意に関係している¹⁾と報告があり、糖尿病患者にとって大腿四頭筋の筋力低下はとても危険な状態と言えます。

そう言われると筋肉をたくさんつけたいと思いますよね。

 

筋肉をつけるためにスポーツジムは必要?

スポーツジムでは、負荷を変えられる仕組みでレッグエクステンションのマシーンは大体どのスポーツジムにも置いてあります。

レッグエクステンションのマシーンは自重(自分の体の重さ)トレーニングと比べ負荷を最大限まで高められ、筋肥大の効果がより得やすくなります。

でもご自宅で高負荷トレーニングするのに何十万円するレッグエクステンションマシーンを買うことはあまりお勧めしません。

スマリハPROではレッグエクステンションのマシーンは差し上げられませんが、ゴムチューブをプレゼントしています。

 

ゴムチューブで行うレッグエクステンションの効果

ゴムチューブはマシーンに比べ、負荷が明らかに足りません。

しかし、低負荷で高回転運動(反復運動)により、高負荷と同様の筋肉量を得られる²⁾という報告がありゴムチューブでも十分運動効果が期待できることがわかりました

 

2種類のレッグエクステンションの違いとは?

スマリハPROでは「レッグエクステンション」「ゴムチューブありのレッグエクステンション」の2つに分かれています。

理由としては自重でのレッグエクステンションで負荷を感じにくくなった人向けに、「ゴムチューブあり」を用意しているからです。

先ほどの話に戻りますが、「低負荷」という言葉であってもある程度筋肉にストレスを感じさせなければなりません。

大腿四頭筋は体の中でも一番大きいとされている筋肉のため、多少の負荷ではストレスが感じられない、又は運動になれてしまうといった事が起きてきます。

そのような対処法としてゴムチューブありの運動を用意しています。

 

一人ひとりに合わせた専門家のサポート

スマリハPROでは、リモート面談や日々の記録、質問等に合わせて一人一人最大の運動パフォーマンスが出るようにサポートいたします。

タブレットとスマリハPRO専用機器によって、準備時間0分で自宅がスポーツジムに変わります。

興味がある方は、是非お問い合わせを。

 

「スマリハ」で始める運動習慣

まずは気軽に身体を動かす習慣を付けるところから始めてみませんか?

セルフケアアプリ「スマリハ」では動画を見ながら正しいフォームでストレッチをすることで首・肩・頭痛の緩和をサポートしますので、ご興味がありましたらこちらからダウンロードをお願いいたします。

スマホで簡単、自宅で始める新しいセルフケア習慣

 

参考文献

1)Wang L, Lin X, Huang H, Wang Y, Liang X, Zheng X, Xu L. Low rectus femoris mass index is closely associated with diabetic peripheral neuropathy. Front Endocrinol (Lausanne). 2023 Apr 21;14:1148093. doi: 10.3389/fendo.2023.1148093. PMID: 37152962; PMCID: PMC10160655.
要約:大腿直筋の質量と糖尿病末梢神経障害の関係。糖尿病末梢神経障害は、2型糖尿病の大腿直筋の質量の低下と有意に関係している。
リンク:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37152962/

2)池添, 登米1;小林 拓也2;中村 正俊3;市橋 憲明1. 失敗に対して行っていない低負荷、高繰り返し、低繰り返しの抵抗トレーニングが健康な若い男性の筋力、質量、エコー強度に及ぼす影響:時間経過研究. ストレングスアンドコンディショニング研究ジャーナル34(12):p 3439-3445、2020年10月|DOI:1519.0000000000002278/JSC.<>
要約:低負荷、高負荷トレーニングの反復運動の効果。低負荷トレーニングでも反復回数を増やすことで、高負荷トレーニングと同様の効果を及ぼす。
リンク:https://journals.lww.com/nsca-jscr/Abstract/2020/12000/Effects_of_Low_Load,_Higher_Repetition_vs_.19.aspx